私が初めてヒーリングをしたのは高校生の時でした。
当時40代だった父が胃癌と診断されたためです。
既に精神世界を学んでいましたが、ヒーリングという概念はなく、単にエネルギーを流せば治る! と直感で感じたため、お見舞いの度、父のお腹に手を乗せていました。
今振り返ってみるとそれはヒーリングというよりも、単に自分の生体エネルギーが父に流れただけなのですが、手術をしてみたら癌はほとんど消えてしまっていたのです。
全摘出する予定だった胃袋は、約半分残す結果となり、医師はしきりに不思議がっていました。
ただ、すっかり元気を取り戻した父のことよりも、深く印象に残ったことがあります。
手術前、病室が一緒だった患者の皆さんの暗かった顔色がどんどん明るくなり、笑顔が増えていったのです。
父だけにエネルギーが流れるわけではないんだなぁ・・・
私がヒーリングを始めたのは40歳を過ぎてからですが、今でもそのことを思い出します。
また、ヒーリングの準備ができていない状態でエネルギーを流すことは非常に危険であるということも学ぶことができました。
自分の生体エネルギーを使ってのヒーリングや気功などはヒーラーの体力を消耗し、自身の健康を損なう原因となります。
健康な高校生だった私でさえ、病院の帰りは疲労困憊で家に戻ると倒れていました。
エネルギーは高い方から低い方へと流れます。
最近はヒーラーを養成するセミナーを受けてすぐに開業できる様ですが、ご自身のエネルギーが管理できているか、くれぐれもご注意ください。